今年は記録的に早い梅雨入りもあって、昨日までは比較的過ごしやすい気温でしたが…ついに梅雨明け、夏本番。本格的な猛暑が迫ってまいりました(泣)ウナギの寝床の京町家は、風が通って涼しい作りとは言っても、吉田兼好の時代から何度平均気温が上がっているやらで、1階ははなれのばあちゃん部屋以外エアコンの無い玉葱家、そこに暮らすW黒熊犬にとっては過酷な環境。ましてや食欲は落ちても皮下脂肪は落ちない、落ちるのは体力と筋肉だけという、腎臓・膀胱病みのむっちゃんにとっては、この夏が乗り越えられるか否かが不透明。

さすがに長い距離は無理ですが、踏ん張りがきく所ならよちよち歩く事はまだ出来ますけれど、もう自力で立ち上がることははなはだ困難になってきましたが…耳も遠く、目も怪しくなっては来ましたが、おつむの方はまったく耄碌していませんので、大小排泄に飲み水等々で「立たせてくれ」の意思表示がねぇ。。。こちらの事情を斟酌してくれませんからねぇ。。。寝ていようが、風呂に入っていようが、食事していようが、トイレにこもっていようが、とにかくマンの悪いタイミングでねぇ。。。野太い声がウォンウォンウォン。。。吠えてアピールすれば立たせてもらえると、学習してくれた成果でもありますが~老犬あるあるのひとつ「どっちがご主人だかわからない(泣)」を、日々実践しております。

なんぞ抜本的な対策はできないものだろうかと、先日から新機軸を模索。なじみの資材屋さんからサンプルを何種類か調達し、自分で作れる、縫えるものは試作を進めながら、専門外のメタル関係問屋さんに簡単なイラストとおおまかな寸法、こちらで調達可能な物の実物を提示して、「こんな用途で」「こう言った形状で」「ここの加工は」と、素材・加工技術等々の打ち合わせ。まぁ紹介者があったわけでも何でも無く、以前から前道通ってて、「ここならいろいろ素材もそろって、加工もあれこれしてくれるみたいだな」と思っていたところでしたんでね~以前PUNTEキャリーを試作してくれた機械加工屋さんが移転しちゃったみたいで、親身になってくださった会長さんも隠居されて、以前のつてが使えないんですわ。。。

ただまぁいろんな寄り道、道草食いながら、60年にほど近く生きてきましたんでね、世間一般の人より引き出しが多いのが玉葱屋、「こう言った形状で」「ここの加工は」に関しては、プロが「えらい詳しいですね」と舌を巻くほど。「切削と接合部の形状加工、溶接と固定用の穴開けして、数種類の専用モジュールパーツを作ってストックしとけば、あとはベンダーとカッターとドリルとリベッター使って手元で完成と♪」「図面起こして見積もりだしますが、外注に出してえぐって溶接ですから、あんまりコストダウンは期待しないでくださいね(笑)」「こっちも自腹の手弁当ですから、そちらもロット数は期待しないでくださいね(笑)」

「むっちゃんにこの夏乗り越えてもらう」から急展開で、『punteキャリーⅡ型』が、そしてくーちゃん用のワンオフだったタイプQooのPALハーネスも、そしてあこがれのノマドワークも(笑)、これで一挙に現実味が出てまいりました♪