歩けないどころか立てないむっちゃんですが、先日京都市より『御長寿犬』として表彰して頂きました。まぁ詳しくはかぁちゃんのブログにてご確認頂くといたしまして、寝たきり件の糞尿対策には欠かせないオムツのお話し。

元体重35kg近かったむっちゃん…いくらダイエットしても痩せないので、保護施設で「武蔵丸」と呼ばれていた過去がありますが…直近で体重25kgまで落ちまたといっても、犬用オムツとなると大型犬サイズに該当します。
犬用のオムツで大型犬向けとなると、ユニチャームかペティオしか選択肢が無いのですが、ユニチャームのLLサイズでも股上がもうちょっと欲しいところなのに、ペティオにいたっては股上が浅すぎて、雌専用に開発されたとしか思えないほど。で、おじいさん犬のむっちゃんとなりますと、結局の所ユニチャーム一択。通販で探しても、正直結構値が張りますので、値段のこなれた人間用を魔改造する事にあいなりました。

インスタにアップした画像ですが、1がユニチャーム犬用LLサイズ(左)と人間用ライフリーLサイズ(右)の比較。股上も充分深いですが、胴回りも大きくて、痩せたむっちゃんにはオーバースペック。正直バーニーズぐらいに使えそうな大きさです。むっちゃんには、今度Mサイズを使おうと考えてます。また、玉葱屋ならパンツタイプでも着脱は難儀しませんけれど、むっちゃん横倒しになってくれない頑固者なので、かぁちゃんのたっての希望でフルオープンのふんどしタイプにしています。

2が、魔改造の第一弾。人間の場合お尻側に吸収体の多い方を当てて、前の前立て側で、両サイドから生えたマジックテープを止めますが、犬の場合は前後逆にします。全体を約三等分して、前立て側で二つ折り。画像のようにはさみで\切り込みを入れ、反対側にも/にはさみを入れれば、広げると◇の尻尾用開口部が出来ます。
このときのハサミですが…玉葱屋の経験から言いますと、百均の安物はすぐに切れ味が落ちます。文房具屋の中級品でも同じ。お裁縫の裁ちばさみは刃が長すぎる。結局ホームセンターの切断工具コーナー辺りにあります、超硬焼入で、刃の短い=てこの原理で剪断力の高いハサミを選んだ方が、切れ味も落ちにくく、無理な力を加えなくて良いので、手も痛くならないですよ。

3このままだと吸収体=高分子ポリマーの粉が漏出しますので…おしっこ吸収するとゼリー状になって、室内が怪しいスライムがあちこち出現する魔界?ダンジョン??と化してしまいますので、養生テープで目張りしておきます。
尻尾穴を◇に開口したのも、この養生テープが貼りやすくなるようにするためなんですが、外~切断面~内側と、4枚のテープでふさぎます。画像では養生テープが短いですが、オムツの表・裏層ともにコーティングされていますので、もうちょっと長めの方がはがれやすいですね。

画像にはありませんが、尿道部分に尿取りパットを両面テープ貼りしておけば、夜全取っ替えして、翌朝尿取りパットだけ外してで、ウンチしない限り1日あたりオムツひとつで済ます事も可能なので~オムツにかかるコストはかなり低減できますよ。