サイズの測り方
老犬の体を立体的に包み込むPALハーネスは、通常の首輪や胴輪とは採寸方法が異なります。犬の体は柔らかいため、寝ている時、お座りしている時、腹這いしている時で、まったく計測数値が変わります。PALハーネスには、その誤差を吸収できるだけの調整幅を持たせておりますので、無理の無い、余裕を持った状態で計測してください。
それでも大きすぎた場合は、縮小方向に関しては修正も容易ですから、往復送料のご負担さえ頂けましたら無料にて対応しております。拡張方向の修正には、ベルトの継ぎ足しやディメンション変更の手間がかかりますが、最小限度の実費負担をしていただけましたら、いくらでも修正させていただきます。
老犬の体を立体的に包み込むPALハーネスは、通常の首輪や胴輪とは採寸方法が異なります。
前足付け根背骨の両脇にある肩甲骨の突起部分Aから、背骨に沿って尾骨(尻尾)の付け根Bまでの長さが「体長」になります。
犬は高齢になると痩せてきまから、大腿骨の付け根部分が角張ってきます。その周囲の背骨を触ってみますと、わかりにくいですが背骨と腰骨のジョイント部分Cがあります。その腰骨Cから尻尾付け根のBまでの「腰位置」を計測してください。
前足付け根のお腹側で、ぐるりと胸回りの大きさを計測してください。この時メジャーと背骨が交差するポイント1を忘れずに
体長を測った際の腰骨部分ポイント3から、内太股~お尻を経由して、尻尾付け根のポイント2までの長さを計測します。
肩甲骨付け根のAKから、お腹の下(肋骨と腹腔の境目)あたりを経由して、らせん状に腰骨Cまでの、「腹回り」を計測してください。
ハーネスサイズについて
※犬種・骨格・肉付きによって異なりますので、体重表記はあくまでも目安です。詳しい各種寸法については、詳細ページにあるサイズ表示でご確認ください。例えば同じ35kgでもレトリバー犬種など骨格がしっかりした犬はLサイズ、セッターなどの細身脚長系の犬はMサイズになります。
サイズ
|
体重
|
犬種
|
---|---|---|
Sサイズ
|
10kg弱~15kg弱
|
柴犬・シェルティ・コーギーなど |
Mサイズ
|
15kg弱~35kg弱
|
紀州犬・ボーダーコリーなど |
Lサイズ
|
35kg弱~55kg弱
|
レトリバー犬種・バーニーズなど |
標準S~Lサイズでお作りすることもできますが、上記計測数値と最盛期の体重・犬種などお伝えいただけば、今後やせ細っても、逆に腫瘍などの影響で一部肥大化しても、介護初期から最後の最後まで通して使えるPALハーネスが制作できます。
またワイマラナーやダルメシアンのような短毛犬種や皮膚病を患っているわんちゃんには、体の下を支えるベルトすべてにオプションの保護パットが挿入できる特別仕様も製作可能できますし、腹腔側に腫瘍など障害がある場合は、さらに骨格側での保持力を高める補助ベルトなどの制作も可能です。このほかチャウチャウやパグなど短躯短足犬種用には、後肢が抜けにくくなる特別仕様や、コーギーなど尻尾無し犬種用の特別仕様も制作可能です。
PALハーネス ライト系サイズ表(単位cm)
サイズ
|
胸回り
|
首回り
|
体長
|
足回り
|
腹回り
(※エクステンションベルト) |
---|---|---|---|---|---|
Sサイズ
|
52~70
|
40~55
|
35~45
|
40~60
|
40~60
|
Mサイズ
|
60~84
|
50~70
|
43~60
|
50~80
|
50~80
|
Lサイズ
|
80~120
|
70~105
|
54~80
|
75~120
|
75~120
|
PALハーネス レギュラー系サイズ表(単位cm)
サイズ
|
胸回り
|
首回り
|
体長
|
足回り
|
腹回り
|
---|---|---|---|---|---|
Sサイズ
|
48~62
|
40~55
|
35~45
|
44~78
|
40~60
|
Mサイズ
|
58~78
|
50~70
|
43~60
|
50~83
|
50~80
|
Lサイズ
|
78~110
|
70~100
|
54~80
|
70~120
|
75~120
|
※セパレートタイプは首回り・胴回りが反転共用となりますので、胸回り首回りの寸法が共通となります。
Sサイズ52~70 Mサイズ60~84 Lサイズ80~120cm
PALハーネスの規格外となる超巨大犬や、特殊な病気・怪我等の障害持った老犬に関しましても、別注製作承っております。
まずは お問い合わせ » より、お気軽にご連絡ください。
お聞きしたわんちゃんのデータや老化の進行状況、病歴や腫瘍の有無等に応じ、細部を変更しながら全て心を込めて製作します。
また状況を伺うことで、「今すぐ気をつけなければならないこと」「今後起こりうる状況変化」「必要な道具」などの、具体的かつ実践的なアドバイスも可能になります。